※過去にイベント用にと制作した作品です。
※シルクリボン、チェーンは付属しておりません。
※コミックシティ福岡44に出店の際に制作した作品です。 全体的なテーマは【虹】 でした。
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風車のようにくるくると、吹き抜けるようにひゅーひゅーと。
虹色の光の粒のようなエネルギーは、風のように。
菱形のペンダントの周りをくるくると回っています。
中央には濃ゆい紫色の、四つ葉のような形をした、フラワーカットのフローライト。
高貴で神秘的な印象や、魔力的なものが宿っているような印象の紫色。
クラウンチャクラの色でもあるこの石をメインにしてみたら。
私にはまるで、プロペラが回転しているように見えていました。
シルバーカラーワイヤーで形作った、かっちりとした菱形の中で。
風や水のように流動的な虹色のエネルギーが閉じ込められ、プロペラが回り続け、無限に循環している。
その虹色のエネルギーや
光の粒を表すかのように
宝石質ガーネット
カーネリアン
宝石質シトリン
ペリドット
宝石質ネオンブルーアパタイト
宝石質ブルーアパタイト
宝石質ラピスラズリ
タンザナイト
これらの石を、菱形の土台の中で、虹色のグラデーションになるように気をつけながら配置してみました。
小さな世界を構築していく。
鮮やかな虹色の粒が、細かく細かく変化してゆく。
それぞれ、宝石質のミニボタンカットや、3mm丸玉などの小さい石をバランスを見ながら盛り込んでいきました。
んで、その中でも、よく見てもらえばわかるんですが。
実は例外的に、ネオンブルーアパタイトの鮮やかな青色の配置だけは、
中央の紫のフローライトを中心に、線で結べば三角形になるように配置してまして。
こちらは、光の粒という意味合いだけでなく、プロペラの潤滑油の役割があるような感覚でして。
風だけでなく、水の流動性も表してるのかなと思いました。
くるくる。くるくる。と、水時計や、万華鏡見ているかのように、小さな光の粒が可愛らしく回りながら、常に変化してゆく。
濃ゆい紫と菱形の形は大人びた印象なのに、
その周りを彩る虹色の石の粒を眺めていると何処か懐かしい、子供っぽさを感じます。
例えるなら、
子供の頃にとても大切にしていた筈なのに、いつの間にか無くしてしまっていた何かのように。
なんだかキラキラしていて。
その形を無くしても
貴方の心にずっと残り続けていた特別なもの。その片鱗。その欠片。
そういうものを沢山散りばめたような印象を感じていました。
いつでも手に入りそうで。
今の自分には、
あの頃の気持ちはもう手に入らない。
もう......他の何処にもない。
くるくる、くるくると回る光の粒から見えてくるのは、そんな無くしてしまった特別な何か。
これは貴方にとっての、特別な鍵のような要素を秘めている作品だなと思いました。
そして"鍵"と一言に言っても。
これは、
ドアや扉を開ける為の鍵ではなく。
おそらく、何かを起動させる為の鍵なんじゃないかと思います。
封印を解くとか、セキュリティを突破するとか、もともとの大きな力を持っている何かから、力を引き出す為の鍵。
昔のアニメになりますが、不思議の海のナディアとか、天空の城ラピュタのペンダントが1番、イメージに近いかなと思いました。
今回のイベントでの虹の5作品には、実は全てこの起動キー、起動スイッチのような要素があるなぁという感じでして。
特に、この虹の風車は、
このペンダント自体のパワーは小さくとも。
いつか、より大きな力を引き出す為に。
思い出す為に。
突破する時の為に。
消えることなく、無くしてしまう事もなく。
虹色の粒が風とともに、時を超えて、くるくると、プロペラと共に回り続けている。
来るべき時の為に。
風も水も光も、
固定された形を持たないものの象徴なので。
形が見えなくなっても、
無くなったわけじゃない。
変化しても
消えてしまった訳じゃない。
この作品は、そんな風に、
自分の中で無くしていたり、消えてしまっていたものを蘇らせるような、起動スイッチなのかもしれないなと思いました。
または、遥かな時を超えて。形を変えて。
貴方の元に再び訪れた、昔懐かしい思い出を呼び覚ます何かなのかもしれません。
ふっと思わず息を吹きかけたくなる。
ふっと、眺めて懐かしい気持ちが戻ってくる。
そう、時が経ち、形が変わって。
それは既に君の手を離れて消えていたとしても。
確かめてみるかい?
何一つ、君の大切なものは
無くなってなんかないさ。
虹の風車
販売価格 | 13,500円(内税) |
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