※こちらの作品は、オーダーアイテムとなっており、オーダーメイドを申し込みされた方以外はご購入いただけません。
万一他の方がカートに入れられましても、そのオーダーは無効となります。ご承知くださいませ。
お客様のオーダーのご希望はこちらでした。↓
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■オーダーメイドで制作したいもの
ピアス(またはイヤリング)
■制作する際の、ご希望のイメージや形、モチーフ
藤の花のイメージ(色)
全体的な形は藤の花でなくてO.K.です。
紫〜ピンクの色が好きなので
石は紫・ピンク・白をメインに。
(他の色を使ってももちろんO.K.です)
ワイヤーの色はシルバーかゴールド。
金具はソフトタッチイヤリングで。
一番下の石(一粒)は単体で揺れる感じでお願いします。
印象は綺麗系でお願いします。
希望サイズを一応入力しましたが
形、大きさに関しては
これもご縁だと思いますので基本的にはおまかせで虹色の花さんのインスピレーションで製作お願いします。
※その他、お客様の藤の花に対するエピソードなどもいろいろとお伺いいたしました。
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オーダーの内容を確認して、お客様と何度か打ち合わせをいたしまして。
藤の花をモチーフにするものの、全体的な形としては藤の花そのものでなくてOK
という一文を読みまして、私の中で円形の中に藤の花が咲いてるようなイメージのイヤリング飾りが思い浮かびましたので、ご提案いたしました。
やりとりの結果、最終的には、
シルバーカラーのソフトタッチイヤリングで、イヤリングに下げる一番下の一粒は紫色の石(アメジストなど)希望
それ以外の形やセレクトする石の部分に関しては、ほぼおまかせということでしたので
メインの石として、イヤリングの下にぶら下げる一粒は、マーキスカットのアメジストが良いんじゃないかと思い浮かびましたので、この石だけはお客様に写真を送って確認いたしました。
その他、石の希望は特に無し、でしたので、こちらで藤の花のイメージで必要な石を仕入れて制作いたしました。
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藤の花紋
シルバーワイヤーで描かれた円形の紋様をなぞるように、藤の花が添えられ、ゆっくりと花開いてゆく。
今回は、そんなイメージで、2mmや3mmのカット丸玉を中心に、細かく細かく、石を盛って作り上げていきました。
紫色、白色、ピンク色。
藤の花と一言で言っても、その花の色も様々ありまして。
私は数年前に河内藤園という所に行った時に、初めて藤の花の美しさを目の当たりにして感動した事があるんですけども。
お客様から、藤の花をモチーフに、と言われた時に真っ先に浮かんだのがその時の藤園の光景でした。
紫色と、ピンク色と、白色の藤の花が混じり合うような色彩。
小さな小さなイヤリング飾りの中に、そんな要素を散りばめたくて。
ワイヤーで描かれた紋様の上から、まずは紫色がメインになるように、
アメジスト、ピンクアメジスト、フローライト、と3色の濃淡の違う紫色をセレクトして。
上から下へ、石のサイズや、紫色の濃淡で、花が垂れ下がって咲いてるイメージが出るように気をつけて盛り込んでいきました。
紫色の合間には、ピンク色のルビー(ピンクサファイア)とベリルの白色と、ごくこく淡いピンクを取り混ぜて。
このルビーは、石としては宝石質などではないのですが、カットが入った2mmの丸玉の、この色合いが藤の花っぽいなーと思ったんですよね。
そこにさらに、ホワイトムーンストーンの4mmカット丸玉と、ホワイトジェードを盛り込んで、白の藤の花のイメージと共に、、全体的なバランスをとってみました。
すべての藤の花が、真下に垂直に下がるのではなくて、円の中で曲線を描いて、紋様を映し出してくようなイメージ。
写真を見てもらってもわかるかなと思うんですが、今回はイヤリングの中でも相当に細かく石を盛り込んでおりまして。
私自身も、3mmや4mmの石が大きく感じてしまってたくらいでした。笑
それだけ細かく小さな石を盛り込むので、なるべくカットの入ったものを多めに選んで、
耳元でもキラキラするようにしております。
そして、今回のイヤリングの中で一番の大粒の石、マーキスカットのアメジスト。
これは、藤の花のイメージにぴったりな形と色だなと思ってお客様にご提案した石だったんですが。
飾りを作ってからぶら下げると、うまくバランスがとれて、この石がメインとして目立つだけでなく、
藤の花びらのような感じや、遠目から見る藤の花のような雰囲気も出てきたのかなと思います。
さらには、打ち合わせの際、お客様から、籠神社の葵祭という藤の花のお祭りも教えてもらってましたので。
全体的な雰囲気が、カンザシの飾りのようにも見えていて、
神職の方が頭の上に飾る藤の花のイメージも重なっていたのかなと思いました。
今回は、藤の花をモチーフにするとともに、お客様から、
藤の花に対するエピソードを色々と伺っておりましたが。
そのエピソードの中でも、特に私が気になったのが、
『芯は強く、心は美しい女性』
という言葉。
これは、お客様が藤の花を見て抱かれた象徴的なイメージなんですけども。
作りながら、ただ藤の花をモチーフにしたイヤリングというだけでなく、
そういった印象を抱いてもらえるような雰囲気が出るといいなーと思ってたんですよ。
それに重なるかのように、不思議だったのが、お客様にオーダー頂いてから、
ずっと頭の中に、藤の花をあしらった、家紋や神紋のような、円形の紋様が浮かんでいたんですけど。
打ち合わせの段階では、漠然と浮かんでくる家紋のような紋様は、
それほど前面には出てこないかな。と思っていたんですが......
実際に作り上げてみると、その紋様は、ワイヤーの土台にも、盛り込んだ石にも強く主張するように現れてきて。
それがある種の、魔法陣のようにも、
スタンプで判を押したかのような、認印みたいにも見えたんですよね。
これが、私から見れば、
お客様が、『芯は強く、心は美しい女性』という象徴に藤の花を選ばれた証のような感じがしていました。
例えるのなら、水戸黄門で、印籠をババーン!と出す時に、印籠に徳川家の家紋が描かれてるからこそ、周りもそう認識して効力が表れるじゃないですか。
あんな感じに近いんじゃないかと思います。
花紋はただの紋様だとしても。
それに意味や力を持たせるのは自分だと。
なので、この作品は家紋でも神紋でもなく、
藤の花紋と名前をつけました。
やがてその意味や力は、周りをも巻き込んで現実を変えてゆくのかもしれない。
藤の花を、小さなイヤリングに変えて。
花紋と共に、志を胸に秘める。
藤の花紋
眺める度に、身につける度に、
その時の思いを忘れないように。
そんなイメージの作品なのかなーと思います。
制作日記はこちらです。↓
ショップブログ 魔法使いのアクセサリーカフェ「虹色の花」http://nijiironohana.jugem.jp/?eid=496
販売価格 | 17,000円(内税) |
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