※こちらの作品は、オーダーアイテムとなっており、オーダーメイドを申し込みされた方以外はご購入いただけません。
万一他の方がカートに入れられましても、そのオーダーは無効となります。ご承知くださいませ。
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お客様のオーダーのご希望はこちらでした。↓
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お客様お持ち込みのフェナカイトの原石と、リビアングラスの5mm丸玉を使用した、フック型のピアス。
ワイヤーのカラーはシルバー希望。
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今回は石を盛り込まず、特にモチーフも入れずにシンプルな形がご希望でしたので。ワイヤーで柔らかい感じを出せたらいいなーと思いながら、作ってみました。
お客様からお預かりしたフェナカイトは、小さな原石が二つでしたが、磨かれたものではないため、それぞれ、形も厚みも微妙に違っておりまして。
左右非対称な感じになる事をご了承頂いてから、石を巻いていきました。
また、最近、らくまくワイヤーというのを仕入れるようになってるんですけど。
錆や変色にも強そうだし、扱っていてコーティングか剥がれる事もほぼないので、角線メインで使ってもいい感じでして。
お預かりしたフェナカイトが原石だったのもあり、固定をしっかりするため、角線と丸線を合わせて作ってみました。
【parvati&siva-パールヴァティー&シヴァ】
夫婦のような、男女ペアな形を思わせるピアス。
まず先に出来上がったのは、左側のピアスからでした。
最初に制作する際は、可愛らしい感じにできるのかなー?と思っていたんですが。
角線と丸線のワイヤーで固定してゆくと、可愛いだけではない原石の"強さ"のようなものがどんどんと出てきました。
こちらは、髪がふんわりとしてる、女性っぽい印象になりまして。
しなやかで美しい。柔軟性がありながらもしっかりした強さも感じました。
次に製作したのが右のピアスなんですが、こちらはフェナカイトの原石も、少し厚みがあるものでしたので。
固定して巻いてみると、左と同じような形になりかけた、と思いきや!
どんどんと男性っぽいガッチリした印象に変わっていき。
ターバンや髪(?)巻いて髭を生やした男性のように見えていました。
(このイメージは修行者の時のシヴァなのかも?)
左のピアスよりも、少し無骨でたくましい印象。サイズも少し大きめです。
今回はシンプルな形ということで、石は盛りませんでしたが、リビアングラスの5mm丸玉をメガネ留めにして繋ぎましたので。
淡いほのかな黄色と、フェナカイトのゴツゴツとした原石そのままの風合い。
全体的なピアスの印象は、どこかアジアン雑貨のような、インドの雰囲気を感じていまして。
ガネーシャとかあの辺の神様の印象が近いかも??と思った途端、ふと、
パールヴァティー
という言葉が浮かびました。
確か、ヒンドゥー教の神様だっけ?と調べてみたら、パールヴァティーとは美しい女神であり、シヴァの奥さんで、なんと!ガネーシャの母親らしく。
検索すると、ガネーシャとシヴァとパールヴァティー、3神並んだ絵とか、夫婦の絵とかがお馴染みだそうです。(ピアスとは並びが逆ですが。笑)
さらに、パールヴァティーは、シヴァの最初の妻の生まれ変わり(転生した姿)と言われてるそうで。
それを知って、このピアスは
パートナーシップ
とか、夫婦とか、男女とか。
女性性や男性性のバランスがテーマな感じなのかなぁと思いました。
私的には、左側がパールヴァティーで、右がシヴァかなと思うんですけど。
この作品では、神様!!ていう仰々しい感じのメッセージが出てきたのではなく。
普通の仲睦まじい夫婦や、ペアの男女といえばお馴染み!という意味合いを表すために出てきたようにも感じました。
使っている石はシンプルに、フェナカイトと、リビアングラスだけ。
それ故に、ものすごくストレートな、石の強さみたいなものが、ワイヤーの形に表れた感じがしてまして。
柔らかなんだけど、がっちり強くて。
弱々しい感じや、迷いみたいなものは感じない。
右と左でサイズや形は微妙に違ってるんだけど。とても仲良く並んで。
生まれ変わっても、再び出会う。
転生しても、側にいる。
そんな絆や強さ。
こういうテーマは、どうしても自分と他者との関係性で捉えがちですし、もちろん、これは現実面でのテーマでもあるかもしれませんが。
それだけではなく、自分の中の男性性、女性性のバランス。という面もあるのかなと思いました。
どちらかを抑圧したり、否定したり。
無意識に自分を抑えてしまわぬように。
抑圧や否定は、自分の強みも抑えてしまう事に似てるのかなーと思いまして。
この作品から感じる"強さ"とは、抑えていた自分を解放したり、バランスを取り戻したりするような、シンプルだけど強い力を表してるのかなーと思いました。
お互い大切に、想い合える関係性
ずっと側にいる存在
それと同時に。
乗り越えたり、一緒に前に進んだり
頼ったり、頼られたり。
自分の中のバランスを取り戻す。
周りとの関係の中の、バランスをとる。
それぞれの役割の違いを理解する。
そんな風な事を意識したり、サポートするような作品なのかなーなんて、思いました。
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