※チェーンは付属しておりません。
※バチカンのみ、サージカルステンレス製のパーツを使用しております。
※こちらの作品は、らくまくワイヤーを使用しております。
アクセサリー制作用ワイヤーですが、アーティスティックワイヤーとはまた違う光沢や質感があります。
コーティングも剥がれにくいらしく、丸線と角線を混ぜて、使用してみました。
【使用している天然石】
穴あき水晶氷柱 2石
宝石質タンザナイト 1石 (4mm ブリリアントカット)
宝石質タンザナイト 1石+1石 (ミニボタンカット+3mm丸玉)
フローライト(透明色)1石 (ミニボタンカット)
アイオライト 1石 (ミニボタンカット)
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【サイズ表記】
ペンダントのサイズ 縦 約 5.5cm
横 約 3.5cm(最大)
最初は天使のクロスを作ろうとしてたはずなのですが、途中、ワイヤーの間に穴あき水晶を組み込んでみましたら。
とても可愛らしいミニ剣になりまして。w
この剣の中央には、バシィ!と光る石を!!
と思い、タンザナイトのブリリアントカット4mmを取り付けてみました。
私の作品では珍しく、かなり左右対称な作り。笑
クロスシリーズでは、バチカンをワイヤーで作ってしまうと、バランスが少し崩れてしまうのもありまして。
バチカンのみ、サージカルステンレス製のパーツを使用することにいたしました。
(色合いの違いはご了承ください)
小さな小さな、天使の剣。
盛り込んだ石は紫色をベースにしている事もあり、個人的には、これは
大天使ザドキエルの剣なのかなーと思いました。
厳しさの中に垣間見える優しさ。
しかしその厳しさも、直接的に指導するタイプの厳しさではなく。
あくまで控えめのポジションでありながら、実はぐいぐいと水面下で事を進めているような。(笑
この天使から感じる紫色の印象は、そんな感じがしました。
剣の刀身に使用した穴あき水晶は、かなり細め、短めのタイプでして。
長さが足りなかったので、写真では見えませんが実は二つの穴あき水晶ポイントを繋いで作られています。
ですので、この剣はもしかしたら、一度折れた剣なのかもしれないなと思いました。
折れた剣のその繋ぎ目のあたりに、アイオライト、タンザナイト、透明なフローライトのボタンカットを盛り込んでいて。
見た目には2本の水晶を繋いで作っているようには見えないと思います。
中央のキラキラしたタンザナイトの紫と。
アイオライトの濃い紫から、徐々に色合いが淡くなっていくようなグラデーション。
個人的には、このグラデーションはエネルギーの流れのようなイメージで配置していました。
剣の持ち手の部分から、先端へと。
とても濃くて強いエネルギーが、刀身へ向けて徐々に薄く淡く変化しながら広がってゆく。
強い力を調整し。
折れた傷口を修復し。
紫のエネルギーが折れた場所を包み込み、癒そうとしているみたい。
だから、剣の中央では濃かった色合いが、先端に向けて淡く薄まっている。
こう書くと、折れた事というのがネガティブな悪いイメージに感じられるかもしれないですし。
一度折れた事で弱くなってしまったイメージがあるかと思うんですけど。
これはむしろ、強すぎる力をコントロールできるようになった姿。
強すぎる鼻っ柱を一度折られて、改心していい塩梅になった。(笑
というのが近いのではないかと思います。
この剣に関してでいえば、
今まさに傷の修復途中。
という風にも思えるし。
逆に、昔に折れて放置していた剣を、再構築して使えるように仕立てた瞬間。
などなど、結構いろんな想像や解釈ができるかと思います。
そしてそのイメージと、大天使ザドキエルが重なると。
一度折れたからといって、
それがなんだというのだ。
という言葉(イメージ?)が私の中で浮かんできます。(笑
そこまで大切に抱えてたものならば。
もう一度、使ってみればいい。
いつまでも、そんな事象に囚われるな。
と、こんな風にいい意味で、折れてしまった事に対する感情と、事象をスパッと切り分け、
引きずっていた心を、切り替えてくれる感じがしました。
さらに、その折れた筈の剣の先端は、小さいですが、ツインぽく二つの水晶がくっついてまして。
つなぎ直した事で、折れた部分から成長や可能性、広がりを表しているように見えました。
これは単純に、折れた箇所を修復して濃かったエネルギーが"薄まってしまった"のではなく。
むしろ、剣の強度が増して"強弱をコントロール"できるようになりつつある。
という風にも見えるかなと思いました。
クロスを作ろうとして途中で剣になった作品ですので。
例えるのなら折れた剣というのは、
心が折れるような出来事、失敗や挫折、諦め、心の中の大きな傷。
という風にも見えるかと思います。
大切に抱えていながらも。
完全に癒す事も、修復することもできず。
忘れる事も
捨てる事もできず。
ただ、そのまま放置する事しかできなかった。
これは、そんな状態からの脱却の剣なのかなと思いました。
抱え続けた大切な気持ち。
それは、
手放す事や忘れる事が必要なのかもしれないけれど。
それでも私は
もう一度、この剣を握る。
もう一度、自分を取り戻す。
新品の剣ではなく、
あえて、この、一度折れてしまった剣を
自分で選び取って掲げる。
まるでシュタインズゲートゼロのオカリンみたいですが。(笑)
繰り返しながらも変化していく学びのような側面はあるのかもしれないなと思いました。
一度失敗した場所にもう一度踏み込む事は怖いけれど。
そうしなければ、掴めないものもある。
この剣に関しての、大天使ザドキエルの守護って、おそらく、単に傷を癒し守るというものではなく。
その事象を使って、自分の感情をうまくコントロールする術を学ばせるような、
そんな導きだったりするんじゃないかと思いました。
行ったり来たりを繰り返す事もあるのかもしれない。そういう意味ではスパルタなのかも。笑
だけど、この剣を使っていくうちに、自分の執着に気がついて、ふっと手放していけるのかもしれないですし。
逆に、この剣はさらなる進化や変化をして。
自分が思いもしなかった新しい場所に到達するのかもしれない。
その時、傷があるかないかなんて。
関係なくなる。
もう、ずっと変化しないまま。
傷口のまま。
折れたまま。にしない。
小さな、決意。
小さな、剣。
もう一度、この剣を手にする。
そう掲げた瞬間
大天使ザドキエルのサポートで、一度折れた剣さえも、見事に蘇ってしまうのかも。
そんな強い役割が、この作品にはあるのかもしれません。
cross-Angel sword-
大天使ザドキエルの導きを、君に。
そんなイメージの作品なのかなと思います。
ショップブログでの、制作日記はこちらです。
【cross-Angel sword-】Pendant Top
魔法使いのアクセサリーカフェをコンセプトに、天然石を使用してワイヤーワークの作品を制作しています
販売価格 | 18,000円(内税) |
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