※こちらの作品は、純銀線(silver1000)を使用しております。
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空と太陽の翼
サンストーンの6mm丸玉の太陽と。
スカイブルートパーズの4mm丸玉の、雲ひとつ無い爽やかな空。
そこに純銀線を使用して、小さな羽を作り、小さくてシンプルなピアスにしてみました。
前回の海の泡と繋がりがありそうな雰囲気の。
空気の精にも思える小さな羽がついたこのピアス。
最初は、制作時期が夏だからこの色合いなのかな?と思ったんですが。
よくよく考えてみると、サンストーンとスカイブルートパーズの組み合わせは、本当に単純に、空と太陽の色合いですので。
二つの組み合わせは、夏の、暑い日差しが差し込む空のようにも。
秋空に染まる夕暮れのようにも。
冬の、突き抜けるような澄んだ青い空に、輝く太陽のようにも。
春の穏やかで暖かな日差しのようにも思える。
作った時期が夏でも、太陽の色と空の色だけでは、季節感はあまり出ない色合いなんだなと後から気がつきまして。w
もしも、この色合いに、もうひとつ何かの石を加えていたとしたら、季節感や他のテーマがプラスされていたんだと思うのですが。
このピアスはサンストーンとスカイブルートパーズのたった、二粒の石しか使っていないので。
見る人によって、様々な空を映し出しているような、小さなピアスになりました。
そこに、さらに小さな羽を作ることで、浮かび上がってきたのは、イカロスの翼でして。
確か、小学生の頃にイカロスの歌を歌ったような記憶があったので、調べてみるとタイトルは『勇気一つを共にして』という歌でした。
懐かしいなーって感じで突然、この作品の写真を撮った後に頭の中で流れてきたんですが。笑
wikiには
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ダイダロスとイーカロスの親子はミーノース王の不興を買い、迷宮(あるいは塔)に幽閉されてしまう。彼らは蝋で鳥の羽根を固めて翼をつくり、空を飛んで脱出したが、イーカロスは父の警告を忘れ高く飛びすぎて、太陽の熱で蝋を溶かされ墜落死した。彼が落下した海は、彼の名にちなんでイーカリアー海と名づけられた。
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とあります。
このイカロスの翼のイメージと、ピアスの色合いは、私の中でとても近いのかなと思いました。
太陽と、空が耳元で揺れるほどにとても近く。
常に太陽を見上げるように。
常に青い空を飛んでゆくように。
小さな翼を広げて、羽ばたいてゆく。
太陽の光がサンサンと降り注ぎ。
その光を背に、青空を飛び続けているような景色や光景が浮かんでいました。
だけど、空を飛び続けるというのは、それだけ、難しいバランスの上に成り立っているんだろうなと思うんですよ。
私はよく、調子に乗ってるとだいたい、痛い目に合いますので。爆
このイカロスの翼を思い出した時に、先ずは、調子に乗りすぎて舞い上がりすぎない事。てのが浮かんだんですけども。笑
でも、逆にそれを気をつけすぎて、安全重視で、どんどん高度を下げてしまっても、やっぱりいつかは、墜落してしまうじゃないですか。
なので、舞い上がりすぎない。というのは大切ですが。
同じくらいに、下がり過ぎない。というのも大切だと思うんですよ。
あまりに下がれば、今度は上昇する事自体が、どんどん難しくなってくる。
上がり過ぎず、下がり過ぎず。
たぶん、空を飛ぶコトというのは比喩なんだと思うのですが。
自分自身の気持ちや、感情のコントロールや、考え方など。
そういう、バランスを自分の中でうまく取ることがテーマなのかなと思いました。
丁度よく、ほどほどに。
視界を広く、余裕を持って。
臨機応変に。
とか。
そういう事は言葉で書くのは簡単でも、そのほどほどの位置に居ることはとても難しいものだなぁといつも思います。
ついつい、どちらかに傾きそうになりますし。
たぶん、どちらか片方に傾いてゆく方が、自分の中では楽だからそうなっちゃうんだろうとも思うんですよ。
私の場合は、調子に乗り過ぎて痛い目にあったりしますと。
もうこりごり!と、その後は、とても慎重になり過ぎて極端な反対方向に行ってしまう事が多いんですし。笑
中間あたり、ほどほど。
てのは、両方のバランスと距離がわかって初めて気がつける事だとも思いますので。
そのあとにふっと力を抜いて。
自分の中で丁度良い高度を選び取ってゆく。
だから、このピアスも常に。
空と太陽の狭間にあって。
常に、バランスと自分の位置を確認しながら。
小さな翼を背に、太陽の光を浴びて。
澄みきった青い空を自由に、羽ばたいてゆく。
イカロスの物語では、太陽に近づきすぎれば羽の蝋が溶けて墜落してしまうので。
一度たりとも失敗できないプレッシャーがありますが。
このピアスは、純銀製ですので。笑
たぶん、失敗できないのではなく、逆に何度も、何度もチャレンジして。
上がったり、下がったりしながらも。
やがて、自分の中のいい塩梅、丁度良い場所、適当な位置。
ほどほどの心地よい所に辿り着いて。
そこから、さらに、さらに。
大空を自由に飛んでゆけるようになるじゃないかなと思いました。
例えば、どこまでが限界なのか知ることで、逆に行動範囲や、考え方が、自由になる事もあるのかなと思うんですよ。
いつかは、その限界さえも乗り越えてゆくのかもしれないけれど。
今は、この背にある小さな翼で。
輝く太陽と、青い空の狭間で。
凛として羽ばたき続ける、空と太陽の翼。
そんなイメージの作品なのかなーと思います。
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販売価格 | 4,500円(内税) |
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