バハムートの髪留め。
メインに使用した、穴あきオーバルのフローライトは、よく見れば少しだけバイカラーになっておりまして。
ベースは殆ど緑なんですが、薄っすら紫色の部分も混じる不思議な色合い。
それが、茶色のガンメタワイヤーと組み合わされると、怪しげな雰囲気がさらに増した、バハムートの大きな瞳のように見えました。
ガンメタワイヤーのみで作り上げた、トゲトゲした部分や、ドラゴンの翼のような装飾。
髪留めなので、一応、片側にリボンのような形を作り、アクセサリーとして広がりをもたせながらも。
要所要所に、ガーネットを置くことで、どくん、どくんと脈打つような、血液が流れているような、そんな雰囲気を感じられました。
そしてこの感覚や、石の配置から。
どうにもこうにも、バハムートを遠くから見ている、眺めているのではなく。
召喚しちゃって、すごくすごく、自分のすぐそばの、近いところに居る存在なんだよなと思ったんですよ。
ぶわぁっ!と、まるで台風のように激しい、暴風が吹き荒れる強い翼の羽ばたき。
吹き飛ばされそうになりながら。
地面に落とされる強大な影と、シルエット。
見上げた空を覆い尽くすように。
私の前に現れた存在。
大きな瞳に、見つめられ。
触れられそうなくらいに近く。
まるで、心臓の鼓動が聞こえてきそうなほどの、距離や距離感の近さを表してるんじゃないのかなと思いました。
そこに、レモン×スモーキーの丸玉と、スモーキークォーツが、さらに暗さと強さを増してゆく。
ごごごご......と圧迫されるような、圧力と、迫力を増すような配色は、しっかりと、地に足をつけているような感覚で。
浮き足立つことなく、しっかりと大地を踏みしめながら。
その強大な翼と体躯で、守ってくれそうな感じだなと思いました。
そして、シトリンの黄色や、シャンパンカラークォーツのクラックが入った金色の光の粒は、召喚される際に放っている光や輝きのようにも見えました。
wikiなどで調べてみると、本来、バハムートとは巨大な魚の姿らしいのですが。
私は某有名RPGの召喚獣のバハムートのイメージが強かったのと。
攻撃的にガンガン進んでゆくようなイメージの(笑)言葉が浮かんでいました。
それもあって、これはかなり、グイグイと押し進んでゆくような、アクティブな髪留めだなと思ったんですよね。
たとえば、守護するだとか、お守りという側面でいえば、危険なものから身を守るとか、回避行動が優先事項かなと思うんですが。
こちらは、攻める事が守りに繋がるという感じで。
攻撃は最大の防御なり。
な雰囲気なんですよね。
なので、この作品での守護、守りというのは、先に進むことや、自分からアクティブに動き出す事で、危険を回避する、身を守るというような、側面があるのかなと思いました。
髪留めの姿になりつつも。
後ろからギロリと睨みをきかせて、余計なものは踏み込ませない!
という護りがありつつ。
それだけで終わるのではなく、口からビームなんか←爆でも出して、多少強引にでも道を切り開いてゆくような。
ある意味で、容赦の無い行動や、戦いを挑む姿勢。
自分から動かなければ、ならない。
という決意の咆哮。
広げた翼から感じる、ありありとした自信。
強気な眼差し。
攻撃に特化しているイメージというのは、私の作品では珍しい部類になるんですけども。笑
なんというか、攻めと守りという部類に分けた時に、これはどちらが良いか悪いかではなく、単純に得意な事が違うだけなんだろうな。と思うんですよ。
RPGとかで、攻撃力が高いキャラクターは、守りに入るよりも、攻撃重視で動いた方が早く敵を倒してサクサク進めますし。
それが、自分の内面で、どの部分で発揮されるのか。
というのでも、違うのかなと思いまして。
例えば、気が弱かったり、自信が無くて引っ込み思案で、外に出るのが苦手で....ていう、まあ私ですが←爆
そういう人であっても、アクティブな面が一つも無い訳じゃないと思いますし。
自分の中にある、攻撃の面、強気な面、これは得意だと思える部分。
それを上手く活かしていく事でもあるのかなと思いました。
特に、どちらかに偏りがちですと、反対側にある部分ってのは、自分の中では良い部分として捉えられずに、ダメな部分だと思いがちですし。
守ってばかりで、自分から全く動けないというのも、時と場合によっては考えものです。
かといって、ガンガン自分で動きすぎれば、周りが見えなくなってしまうことだってある。
ですので、今回のような、どちらかに特化した作品というのは、バランスを取るためにあるのかなとも思ったんですよ。
自分の中で、偏っていたり、足りないと思っていたり。
理由は様々だったとしても、その中で何か、象徴的なものがあるだけで。
よし!と意識して動く事ができるもの。
それが、髪留めとして、頭の後ろにある訳ですから。
後ろや、背中を預けられる存在が、
最も強そうな、攻撃に特化したバハムートというのは、なんとも頼もしく。
だからこそ、自分は目の前のことに向かって、後ろを気にせず、真っ直ぐ集中して進む事ができるんじゃないかなと思いました。
実際頭につけると、かなりファンタジーな世界の髪留めの雰囲気がバリバリでして。www
まさに、ファンタジー映画の中などで売っていそうな感じで。
インパクトがあると思います。w
背中は私に任せるがいい。
お前は、ただ、目の前のことに集中して突き進め!
迫り来る敵を、咆哮一つで怯ませながら。
巨大な翼を翻して、睨みをきかせる。
今はただ、進み続けるしかない。
そう解っていても。
恐怖に囚われ立ち止まり、動く事もできずに。
たった一人。
もうダメだと......諦めかけていた。
足が竦んだ自分の背中を、押してくるように。
天空から、突如として。
空を覆い尽くすほどの影が、地面に落とされる。
囲まれ、閉ざされ。
諦めかけるほどに。
開かれることの無かった道は。
強大な翼の羽ばたきと、鋭い咆哮で。
やがて再び、切り開かれてゆく。
大きな瞳が、触れられそうなほどに近く。
側で私を見つめて、語りかけてくる。
進むのなら、今だ。
さあ、早く。
堰を切ったように。
震えて固まっていた、足が動く。
駆け出して、走り抜けて。
囚われていた何かから。
囲まれていた、何かから。
貴方を解放する為に。
-Bahamut-
そんなイメージの作品なのかなーと思います。
販売価格 | 10,000円(内税) |
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