サンキャッチャーのガラスパーツに、アーティスティックのシルバーカラーワイヤーを使用して。
小さな天使の姿を描いてゆきました。
こちらの作品は、スタンドの高さも約7cmと小さいので。
せっかくなら、ガラスは殆ど使わず、なるべく天然石を使用するように拘りまして。
コスモオーラの8mmはちょうど小さな天使の顔の部分かなぁと思うんですが。
ペリステライトの薄青く光る、白い翼を広げた天使の姿。
全体的に見ると、
アクアオーラや、アクアマリン、アパタイトなどの青色の光と。
一粒のムーンストーンが放つ月明かりに照らされている。
見上げた空から
チラチラと、初雪が降り始め。
地面に降り積もってゆく.....。
あの、天使の羽の色と同じ。
純白の新雪の中。
天使が手を差し伸べてくる。
その手を取れば。
例え宇宙でさえも、何処まででも行けるような気がした。
スタンド部分に飾り付けた、12mmのクラック水晶や、さざれ、ペリステライトなどの透明の石を、それぞれ個別にネジネジしていって。
ふわっとした雪が大地に降り積もっている所を表現したのですが。
初雪や、新雪が降り積もる大地
というのは、なんらかの比喩かなぁと思うんですが。
今までとはガラリと環境が変わって。
なんなら一晩で、雪が世界を真っ白に染め上げてゆく。
何もかもを一度、雪で覆い隠して。
見えなくなってしまう。
今までと同じ場所に居た筈なのに。
雪が降るだけで。
自分の周りの世界が違って見えてしまう。
私の住んでる所は、九州で。
あんまり雪に馴染みが無いもので、たまに雪がガンガンに降り積もった所を見ると、
余計にそう思ってしまうのかもしれません。
もう少し、この光景を。
この場所で見ていたい。
楽しんでいたい。
新雪に足跡を付ける事を。
踏み出すことを躊躇してしまいそうになる。
そんな光景。
自身の身体さえも、雪の中で消えそうになりながら。
降り続いてゆく初雪の中で見つけた。
美しい天使の姿。
……一人じゃ無いよ。
と、その天使は優しく。
自らは雪に足跡をつけることなく。
貴方に近づいて、手を差し伸べてくれるだろう。
きっと、その手を取れば。
雪を踏みつけ、足跡をつけてしまうことなく。
その翼で、何処へでも行けてしまうのだ。
自ら、雪に足跡を付け進むべきか。
この天使の手をとるべきか。
これは非常に悩ましい選択肢を突きつけられてるのかなと思いました。笑
例えば、雪が降ると。
初雪だぁーと喜ぶ暇もなく、天使の存在にも気が付かず。
これから仕事行かなくちゃ!大変だ、1人で歩いてゆかなくちゃ!と景色を楽しむ余裕もなく、目的地や仕事場へ歩いてゆく人もいると思いますし。
逆に、雪が降ったので今日はお休み!(爆)
雪だるまでも作って遊ぶか!ていう人もいるかもしれませんし。
雪に足跡をつければ靴が汚れるし、出かけにくいし、天使が運んでってくれるなら、迷わずそっちを選ぶわ。
ていう人もいるでしょう。
でも、その二つの選択肢の中で迷う人というのは、
雪も踏みたくないけれど。
天使に運んでもらうのも、どーよ?
ていう、両方を拒否した状態か。
または、どちらか片方の選択肢の方が、より得なのか考えている状態。
のどちらかだと思うんですよね。
どっちを選ぶか迷う。ていうのは。
どっちを選ぶのもヤダ。
ていう風にも見えるし。
どっちの方が得なの?
て考えちゃう事もある。
日常で何気ない選択肢を選ぶというのは、後々の行動にも大きな影響があるもの。
という風にも見えるんですが。
私の作品の、この選択肢は、
実は、どちらを選んでもオッケーですし。選択肢自体は、あんまり重要なコトでも無いんですよねwww
これは、私が作品に対して勝手に感じたコトですが。
新雪の中を、足跡をつけて進む。
というのは、人の手を借りずに、
自分の力だけで前に進もうとする。
という風に思えました。
そして、天使の手を取る。
というのは、逆に色んな人の力や、協力を受けて進もうとする。
という風に思えたんですよねー。
これは、どちらが正しくどちらが間違ってるという事ではないと思います。
時と場合によりますし。
自分が心から望む方、楽しい方を選択すればいい話なんですが。
稀に、誰かに頼るのは苦手だし、手を借りるのも嫌だから、なんとか、1人で突き進まなきゃ!
と、無理やりお頑張っちゃう人だっていると思うんですよ。
本当は、初雪が降る景色を。
もう少しゆっくりと楽しみたいし。
足早に雪を踏みしめ、目的地に早く進もうとする事を止めて。
周りを見渡してゆきたい。
だけど。心の中で、
誰にも迷惑をかけずに、1人で足早に歩き、目的地へと進むべき。
という風な思い込みがあったりすると。
例え別の選択肢が目の前にあっても。
選ぶのを躊躇してしまうと思うんですよね。
それが自分の中での、選択肢を狭めてしまう。
それしか、方法は無いと思っていたのに。
降りしきる初雪の中で。
足跡を残す前に、足を踏み出す前に。
空から舞い降りた、天使が。
そっと、貴方にささやく。
……一人じゃ無いよ。
私が、貴方と共に居て。
貴方の助けになろう。
私の翼で、この初雪を楽しみながら。
私と一緒に、君の望む目的地まで。
この景色を楽しみながら。
私と、共に飛んでゆこう。
差し伸べられた手を見つめながら。
ずっと......
一人きりで進まなければならない。
そうやって、頑なに思っていた気持ちが。
溶けてゆくような気がした。
これは、一例であり。
片側から見たイメージですので。
その逆もありえるかな思います。
例えば天使の手を取らなくても。
いつも、助けてくれようとしている手がある。そういう存在が居るというだけで。
前に進める。自分から、踏み出してゆける。
という視点もあるかなと思いますので。
必ずしも、天使の手を取るコトだけが正解ではなくて。
自分自身の囚われた気持ち、頑なだった想いを。
そっと、その天使が溶かしてくれるものなのかなと思いました。
例え、その時に思わず、差し出してくれたその手を振り払ってしまったとしても。
きっと天使は何度でも。
貴方に、助けの手を差し伸べてくれている。
選択肢を、与えてくれる。
だから。
貴方にとって。
より、楽しいと思える方を。
選べばいいじゃないか。
見方が変われば。
雪を踏みしめ歩くのも楽しいですし。
天使と共に、雪原を見下ろしながら飛ぶのもきっと、楽しい。
新雪の中で、雪だるまとか、雪合戦したりして。
天使と遊ぶ事だって、できるだろうし。
手を繋いで歩くコトだってできる。
その天使と出会うコトで。
自分の中で、楽しい選択肢が少しずつ増えて。
心の中さえも、やがて広がっていくのかなと思いました。
そう、だって。
あの瞬間、君と出会った事で気がついたんだ。
私はもう、1人ではないのだから。
Angel of Snow
-初雪の天使-
初雪の日に出会った。
天使と共に。
そんなイメージの作品なのかなーと思います。
販売価格 | 7,000円(内税) |
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